さいたま市の待機児童数【2025年・2026年最新】
区別の実態と保活への影響
1. さいたま市の待機児童数(最新)
さいたま市は近年、国の定義による待機児童数を大幅に削減し、2023年4月時点で0人を達成しています。これは保育施設の整備や定員拡大の成果です。
国の基準による待機児童数と、実際に「希望する保育施設に入れない」保護者の数には大きな差があります。この記事ではその実態を解説します。
| 年度 | 待機児童数(国基準) | 保留児童数(参考) |
|---|---|---|
| 2019年4月 | 117人 | — |
| 2020年4月 | 52人 | — |
| 2021年4月 | 18人 | — |
| 2022年4月 | 6人 | 約1,400人 |
| 2023年4月 | 0人 | 約1,200人 |
| 2024年4月 | 0人 | 約1,100人 |
| 2025年4月(令和7年) | 0人(見込み) | 約1,000人(推計) |
※保留児童数はさいたま市公式発表の数値をもとにした推計。国基準の待機児童と定義が異なります。
2. 待機児童数の推移
さいたま市の待機児童数は2019年の117人をピークに、保育施設の整備によって急速に減少しました。2023年4月には国基準で0人を達成しています。
なぜ待機児童が減ったのか
- 認可保育所・小規模保育事業所の新設による定員拡大
- 企業主導型保育施設の整備
- 幼児教育・保育の無償化による認定こども園の活用促進
- 少子化による子どもの数自体の減少
ただし、定員が増えても人気エリア・人気の年齢(0〜1歳)への申し込み集中は解消されておらず、特定の区や施設では依然として激戦が続いています。
3. 「待機ゼロ」でも入れない理由:保留児童とは
国の待機児童の定義では、以下の方は「待機児童」に含まれません。
・育児休業中で、保護者が職場復帰時期をずらしている方
・特定の保育施設のみ希望しており、他の空いている施設を断った方
・求職活動を行っていない方
・自治体が把握していない方
これらの方を含めた「保留児童」は、さいたま市全体で年間1,000人以上にのぼるとみられています。つまり、毎年1,000人以上の子どもが希望する保育施設に入れていないのが実態です。
育休延長目的の「落ちた証明書」
一部の保護者は、育休をもう1年延長するために、あえて入りにくい施設だけを希望して「不承諾通知」をもらうケースがあります。これも国の待機児童数を実態と乖離させる要因のひとつです。こうした背景から、2024年度より国は育休延長目的の申請への対応を厳格化しています。
4. 区別の保育需給の実態
さいたま市の空き状況データをもとに、区ごとの需給バランスを分析しました。
| 区 | 競争の激しさ | 0〜1歳の状況 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 浦和区 | 最激戦 | 空き少・需要大 | 文教地区で保育需要が市内最高 |
| 見沼区 | 激戦 | 1.1件/施設 | 0-1歳の空きが市内最少水準 |
| 大宮区 | 激戦 | 需要集中 | 交通利便性が高く保育需要大 |
| 南区 | やや激戦 | 武蔵浦和周辺 | タワマン増加でファミリー急増 |
| 北区 | 中程度 | 宮原は競争あり | 駅近と離れで差が大きい |
| 中央区 | 中程度 | 新都心は需要高 | 与野・与野本町は比較的余裕 |
| 緑区 | 中程度 | 美園は増加傾向 | 新設園多くやや余裕あり |
| 桜区 | 入りやすい | 比較的余裕 | 隣接区の施設も選択肢に |
| 西区 | 入りやすい | 余裕あり | 市内で最も入りやすいエリア |
| 岩槻区 | 入りやすい | 余裕あり | 0-1歳でも1.5件/施設と余裕 |
5. 年齢別の激戦状況
0歳・1歳クラスが最も競争が激しい
さいたま市全体で見ると、0歳・1歳クラスへの申し込みが特に集中しています。理由は以下の通りです。
- 産後1年で職場復帰するケースが多く、1歳4月入園の需要が高い
- 0歳4月入園で内定を確保しようとする保護者も多い
- 2歳以降は小規模保育からの転園も加わり競争がさらに激化する年も
3歳以上は比較的余裕がある
3〜5歳クラスは幼稚園・認定こども園への移行もあり、空きが出やすい傾向があります。途中入園を狙う場合は3歳以上のクラスが狙い目です。
6. 保活でとるべきアクション
国のデータが0人でも、あなたの希望する区・施設・年齢に入れるとは限りません。以下のアクションを取りましょう。
1. 希望区の空き状況を毎月チェック
空き状況は毎月変わります。さいたま保育ナビのトップページで最新の空きを区別・年齢別に確認できます。
2. 激戦区は0歳4月入園を狙う
浦和区・見沼区・大宮区などの激戦区では、0歳4月入園が最も内定しやすい選択肢です。育休を少し早めに切り上げて0歳入園を目指すことも検討してください。
3. 小規模保育で加点を狙う
認可外保育施設・小規模保育の利用実績があると選考で加点されます。激戦区では1点差が合否を分けることがあります。
4. 入りやすい隣接区も視野に
居住区が激戦区でも、隣接する区の施設を申し込むことができます。西区・桜区・岩槻区は比較的入りやすく、通勤ルート上であれば選択肢になります。
5. 選考点数(指数)を把握する
さいたま市の保育園選考は指数(点数)制です。自分が何点かを把握することが保活の第一歩です。