1. はじめに
不承諾通知が届いた——。何週間も準備を重ねてきた保活が、あっけなく「入所不承諾」の一言で終わる。そのショックは、経験した方にしかわかりません。
でも、まだ選択肢はあります。落ち着いて、次の一手を一つずつ確認していきましょう。
この記事では、不承諾通知が届いた後にさいたま市でできること——二次募集、認可外保育園、育休延長の手続き、来年度に向けた準備——を順を追って解説します。
2. まず確認すること
不承諾通知の内容を確認する
不承諾通知には、選考結果の詳細が記載されています。特に確認したいのは「待機順位(何番目か)」です。待機順位が1〜2番目であれば、欠員が出た場合に繰り上がる可能性があります。区役所に問い合わせて、空きが出た場合の連絡先を登録しておくことをおすすめします。
二次募集の有無と日程を確認する
一次利用調整で入所が決まらなかった場合、さいたま市では二次利用調整(二次募集)が行われます。まず区役所またはさいたま市のホームページで日程を確認しましょう。
3. 二次募集に申し込む
さいたま市の二次募集スケジュール
さいたま市の認可保育施設の二次利用調整は、例年2月中旬〜下旬頃に申し込み期間が設けられています。一次選考で不承諾だった場合は、案内に従い期間内に申し込みを行ってください。
| 時期(目安) | 内容 |
|---|---|
| 2月上旬 | 一次選考の結果通知(承諾・不承諾) |
| 2月中旬〜下旬 | 二次募集の申し込み期間 |
| 3月上旬〜中旬 | 二次選考の結果通知 |
| 4月 | 入園開始 |
スケジュールは年度によって変更される場合があります。必ずさいたま市の公式サイトまたは区役所で最新情報をご確認ください。
二次で入れる可能性がある園の探し方
二次募集では、一次選考で定員に達しなかった園に空きが生じます。一次の時点で申請しなかった園も候補に入れて、なるべく多くの園を希望欄に記入するのが基本戦略です。
どの園に空きがあるかは、当サイトの空き状況一覧でも参考にできます。
空き状況をチェックして二次募集の候補園を探そう
さいたま市全園の空き状況を年齢別・区別に一覧で確認できます。
4. 認可外保育園・企業主導型を検討する
認可外保育園のメリット
認可外保育施設(無認可保育園)は、認可保育園に比べて入りやすく、4月以外でも随時入園できるのが大きなメリットです。「今すぐ子どもを預けて復職しなければならない」という状況なら、まず認可外を探すのが現実的な選択肢です。
- 空きがあれば申し込んだ月から入園できる
- 4月の一斉申込に縛られない
- 認可外に預けながら認可保育園を申請すると調整指数で+2点の加算がある
- 保育の質や料金は施設によって異なる
企業主導型保育事業とは
企業主導型保育事業は、内閣府が推進する認可外保育施設の一形態です。企業が従業員向けに設置・運営するもので、地域の子どもも受け入れているケースがあります。認可保育園と同等の保育士配置基準が設けられており、保育の質が一定程度保証されているのが特徴です。さいたま市内にも複数の施設があります。
認可外に預けながら翌年の認可を再申請する戦略
今年度の保育園申請が通らなかった場合、認可外に在籍しながら翌年4月の認可保育園を再申請するのが定番の戦略です。認可外に預けることで調整指数が+2点加算されるため、翌年の選考で有利になります。また、毎月の途中入園申し込みも並行して続けることで、年度の途中での認可入園を狙うことも可能です。
認可外に通わせながら翌年4月の一斉申込と毎月の途中入園申込を並行して行う。これが保育園に落ちた後の最もリスクの低い戦略です。
5. 育休延長の手続き
不承諾通知で育休を延長できる
保育園に入れなかった場合、不承諾通知(保育所等を利用できない旨の証明書)を会社に提出することで、育児休業を子どもが1歳6ヶ月になるまで延長することができます。雇用保険の育児休業給付金も延長して受給できます。
| 条件 | 延長できる期間 |
|---|---|
| 1歳時点で保育所等に入所できない(不承諾通知あり) | 1歳6ヶ月まで延長可能 |
| 1歳6ヶ月時点でも入所できない(不承諾通知あり) | 2歳まで延長可能 |
延長の手続きには、入所できない旨の証明書(不承諾通知)が必要です。育休終了予定日の前日(1歳の誕生日前日、または1歳6ヶ月の前日)までに発行された不承諾通知でなければならない場合があります。早めに区役所へ相談しましょう。
育休延長の詳しい手続き
育休延長の具体的な手続き(会社への申請方法・雇用保険の手続き・延長中の社会保険など)については、こちらの記事で詳しく解説しています。
育休延長の条件と手続き|1歳6ヶ月・2歳まで延長するには
6. 来年度に向けてできること
今年度の保育園申請が通らなかった場合、できるだけ早く来年度に向けた準備を始めることが大切です。
① 希望園を見直す
前回の申請で落ちた原因を分析し、入りやすい園を候補に追加しましょう。区役所では前年度の入園倍率や選考指数の参考値を公開している場合があります。競争の激しい人気園だけでなく、比較的空きが出やすい園や新設園も視野に入れることが重要です。
② 調整指数を増やす
認可外保育施設に預けることで調整指数+2点の加算が受けられます。来年度の申し込みまでに認可外に在籍状態にしておくことが、選考を有利に進める確実な方法の一つです。
③ 早めの見学と情報収集
次年度の申し込み(一般的に10〜11月頃が締切)に向けて、夏頃から見学の予約を取り始めましょう。見学で気に入った園を増やしておくことで、希望欄に多くの園を書けるようになります。希望欄が多いほど、どこかの園に入れる可能性が上がります。
さいたま市の保育園申請は、希望する施設を複数記入できます。「この園しか嫌」と絞り込みすぎると不承諾になるリスクが高まります。通える範囲の園はできるだけ多く記入することをおすすめします。
7. よくある質問
Q. 保育園に落ちた後、二次募集はいつ申し込めますか?
さいたま市の二次募集(二次利用調整)は例年2月中旬〜下旬頃に申し込み期間が設けられています。一次選考で不承諾だった場合は、案内に従い二次募集に申し込むことができます。詳しい日程は区役所またはさいたま市のホームページでご確認ください。
Q. 不承諾通知は育休延長に使えますか?
はい。不承諾通知(保育所等の利用ができない旨の証明書)があれば、育児休業を子どもが1歳6ヶ月になるまで延長することができます。さらに1歳6ヶ月時点でも入所できない場合は、2歳まで延長できます。不承諾通知は必ず保管しておきましょう。
Q. 認可外保育園に入れながら翌年の認可を申し込めますか?
はい、できます。認可外保育施設に通いながら認可保育園を申請すると、調整指数で+2点の加算があります。「認可外に預けながら翌年の認可申込を続ける」のは保活の定番戦略です。認可外に在籍しながら毎月の途中入園申し込みも並行して行うことをおすすめします。